代ゼミで10万人が感動した伝説の講義が帰ってきた!
講義 戦後史を歩く 1945-2000 この国の奇跡(白水社)
八柏龍紀 著

かつて発刊された『戦後史を歩く』が、まさにいまの視座から、白水社版『講義 戦後史を歩く』となって「現在」を問い直す!

白水社にて発売!

講義 戦後史を歩く 1945-2000
この国の奇跡

八柏龍紀 著

定価:本体 2000円+税
発売日:2026年8月31日
判型:新書
ページ数:400ページ
ISBN:9784560680094


アマゾンまたは白水社にてご購入いただけます。


代ゼミで10万人が聴いた伝説の講義

誰しも心に残る授業があるはずだ。人生においてもっとも多感な時期に受けた講義は生き方を変え、心の糧になっていく。
大学受験の予備校がそうした経験の場になった時代があった。受験という枠組みを超えて、悩める若者の背中を押し、社会へと送り出した珠玉の授業がたくさんあった。
本書は1980年代から30年以上にわたり代々木ゼミナールで日本史を教えてきた著者による戦後史講義だ。毎年、受験直前の冬に語られた戦後の事績は、これから大人になる受験生に大きな感動を与えた。
焼け跡、復興、冷戦、高度成長、バブル、失われた30年。戦後史の明暗を通じて浮き彫りになるのは、上滑りに滑ってきた日本近代の姿である(夏目漱石『現代日本の開化』)。歴史を語る意味、歴史を学ぶ意味を熱く語った伝説の授業を白水Uブックス〈人文知への扉〉でもう一度!


[目次]
I 敗戦後の日本と占領政策――一九四五年から四八年までの動き1
占領政策の展開/降伏文書の調印/五大改革指令の実行指令/婦人の解放/労働組合の奨励/教育の自由主義化/圧政的諸制度の撤廃/経済の民主化

II 日本国憲法の成立と戦後の経済混乱――一九四五年から四八年までの動き2
日本国憲法の成立/政党の再建と保守政党の再編/戦後インフレ/金融緊急措置令と傾斜生産方式/昭和電工事件の顚末/悪性インフレの発生

III 占領政策の転換――一九四八年から五〇年ころまでの動き
東西冷戦構造の深まり/朝鮮戦争の勃発/日本経済の自立/安定恐慌と朝鮮特需/下山・三鷹・松川三大怪事件/特需景気とIMF体制

IV 講和条約の締結と国内の状況――一九五〇年から五三年までの動き
サンフランシスコ講和条約の調印/戦時賠償を考える/日米安全保障条約の影響/再軍備の動きと逆コース

V 吉田茂内閣の退陣から石橋湛山内閣の成立まで――一九五三年から五七年までの動き
「臣茂」の辞任と昭和天皇の退任問題/吉田対鳩山の確執と造船疑獄問題/鳩山内閣の成立と保守合同/日ソ共同宣言と国連加盟問題/第三諸国の台頭と「雪解け」/特需景気以降、神武景気までの経済/石橋湛山内閣の残したもの

VI 安保騒動と所得倍増政策――一九五七年から六四年までの動き
岸信介内閣成立と反共政策/新安保条約の締結とその狙い/反安保闘争と岸内閣の退陣/池田勇人内閣と所得倍増計画/LT貿易と日中関係の改善/「家族の時代」と六〇年代前半の社会/農業基本法制定とその後の日本農業

VII 高度経済成長の終焉――一九六四年から七四年までの動き
佐藤栄作内閣の登場と「いざなぎ景気」/朝鮮半島との関係と日韓基本条約の締結/被爆国日本と「非核三原則」/沖縄返還協定とベトナム戦争の動き/高度経経済成長の終焉と「公害大国」日本/田中角栄内閣の成立とその挫折

VIII 現在の日本と二一世紀へのメッセージ――一九七四年から「明日」という時代まで
三木武夫内閣から、ロッキード事件、鈴木善幸内閣までの動き/中曽根康弘内閣と財政問題/レーガノミックスと日米貿易摩擦/チェルノブイリ原発事故とエネルギー問題/その後十年あまりの政治状況/バブル経済の実態とその後の日本経済/「明日」という時代へのメッセージ


[著者紹介]

八柏 龍紀(やがしわ たつのり)

秋田県生まれ。慶應義塾大学法学部、文学部卒業。秋田県立高校教諭を経て、「思想の科学」などで評論活動に入るとともに、30年以上にわたって代々木ゼミナールで日本史を担当した。東大論述講座には定評がある。この間、東京大学全学自由ゼミや東大駒場自治会ゼミ、「京都検定」講座(京都商工会議所・京都新聞共催)などにも取り組む。著書に『セピアの時代』(大和書房)、『「感動」禁止!』(ベスト新書)、『日本人が知らない「天皇と生前退位」』(双葉社)、『わたしが一番きれいだったとき』(季林書房)他。圧倒的支持を受けた学習参考書に『この指とまれ! 日本史必修編』(代々木ライブラリー)、『論考テーマ型日本史論述明快講義』(旺文社)がある。