編集者日記 No8

最近、用事もないのに電話でおしゃべりするなんてこと、少なくなってませんか。
まずは、SNSやメール。
その方が楽。
電話に限らず直接対話することって、ハードルが高い…。
そんなマインドにいつのまにかなってしまっているのかも。

最近、用事もないのに電話でおしゃべりするなんてこと、少なくなってませんか。
まずは、SNSやメール。
その方が楽。
電話に限らず直接対話することって、ハードルが高い…。
そんなマインドにいつのまにかなってしまっているのかも。

食事のときも、無言。
片手にスマホ、片手にお箸で、黙々と食べる。
外食でも、家の中でさえも、そんな姿は珍しくない。
そして、そのことに違和感すら感じなくなっています。

1人でご飯を食べるパンダ

ひとり飯を食べるパンダ。…これはカワイイですが ( ^^)

今年2025年も、恒例の世界国別幸福度ランキングが出て、上位ベスト10のなかに、中米のコスタリカ(6位)とメキシコ(10位)が入っていました。
その他の上位国の多くは、お馴染の北欧諸国なのですが、中南米の国々は軒並み順位が上がったようです。
えっ?と思い、ちょっと記事を読んでみました。(あ、ちなみに日本は、これは安定の低位、55位)

幸福度は、以下のような項目を評価・分析するらしいです。

・ひとりあたりのGDP

・社会的支援の有無

・自由の感覚

・寛大さ

・腐敗の認識

細かいことはさておき、中南米の国々の順位をおしあげた要因は、家族や友人、地域社会からのサポートなど、社会支援が充実することによって、困難な状況であっても精神的な安定が得られやすくなるという、そういう面が大きいみたいです。
例えば、誰かと食事をし、会話をするというような繋がりが、幸福と結びつくということ。たしかにラテン系のこれらの国々にはそんな印象があります。

わかる気がしますね。

これって、言い換えれば、孤独は幸福感を蝕むとも言えるってことですね。

多国籍の人が食事をする様子のイラスト

4月になってのここ数日、世界は関税やら株価やらで、右往左往。

お金に振り回されて、悩んだり焦ったり。

もちろんお金はとても大事です。でも、この幸福度調査にもあったように、経済的豊かさ以外でも幸福度はあげられることを私たちはもっと意識していく方が、この先、心穏やかに過ごせそうです。

季林書房は出版社なので、本を通して幸福を届けたいということは言うまでもありません。

でも、それをきっかけにして、“繋がり”を生み出し、幸福につながるようなことができたらいいなと、ぼんやりですが考えています。

そんなちょっと変わった出版社であるのも悪くないですね。