編集者日記 No3

こんにちは。
もう11月。ありきたりな表現ですが「早いですね…」

11月は好きな月です。
12月の気ぜわしい雰囲気に覆われる前の、落ち着いた時間が、この月にはあるような気がします。

“霜月”とも言われます。
陰暦でしょうから時期はもう少し先かもしれませんが、霜が降りる静かな情景が目に浮かびます。

編集者日記No3
編集者日記No3

こんにちは。
もう11月。ありきたりな表現ですが「早いですね…」

11月は好きな月です。
12月の気ぜわしい雰囲気に覆われる前の、落ち着いた時間が、この月にはあるような気がします。

“霜月”とも言われます。
陰暦でしょうから時期はもう少し先かもしれませんが、霜が降りる静かな情景が目に浮かびます。

“秋草(あきくさ)”というコトバも好きです。
秋草は、日本の古い絵巻物や屏風、茶道具などに、モチーフとしてよく描かれていて、ものの静けさを感じさせてくれます。
秋草は、ススキ、クズ、キキョウ、オミナエシなど秋の草花の総称ですが、それぞれを固有名詞で呼ぶよりも、ぐっと趣を感じてしまいます。


季節の林と書く“季林書房”
社名をこうしたせいか、このごろ、季節の移ろいへの憧憬が高まっています。

春・夏・秋・冬は、さまざま比喩的に使われることも多く、例えば、人の一生も、青春(春)、朱夏(夏)、白秋(秋)、玄冬(冬)と、たとえられたりします。
このたとえからすると、これからの季節は、年齢を重ねた世代を指すということになりそうです。
落ち着きや静寂をまとった大人の世代。たしかにそんなイメージにこの季節は重なります。

でも、生きてきた年月、重ねた経験、思考した時間の熟成は、春や夏の輝きとは違うエネルギーを蓄えているようにも思います。
○○世代などと細かに分類する風潮がありますが、人は、交わってこそ、学び合えること、刺激し合えることが多いはず。季林書房の講座などでは特にそれを実感します。

…ちょっと宣伝 ( ^^)

そして、幾度もの春・夏・秋・冬を繰り返し、続いてきた、歴史上の人々のこと…、
これは季林書房の書籍をとおして、じっくりとお伝えしようと、取り組んでいるところです。

乞うご期待…です。