6月も半ばです。
なんとなく梅雨っぽい日々なんですが、
この雨が、お米や作物を育てる養分となっていきます。
それにしても、お米をめぐる騒動は、
どうみても〝青二才〟顔の政治家のパフォーマンスに、
踊らされている印象しかしません。
2000円台の古い米を、「安い!」といって嬉々として買っていく庶民(?)にマスメディアは群がり、JAから仲介業者なんかをつぎつぎに「悪者」に仕立て上げ、肝心のこれまでもしばしばいわれてきた、まさに農政は「ノー政」だという政治の落ち度についてはツッコまない。
1970年代からはじまる「減反政策」が、補助金もからめて、あれから55年も放置されてきたことの無策ぶりに、庶民(?)は怒りもなく、日々唯々諾々に、その場だけをやり過ごしてきたのではないか・・・なんて、秋田の農村にルーツを持つ者として、ちょっぴり怒ったりしているわけです。恥ずかしいけどね。

さて、今日6月15日は、季林書房のホームページの更新日です。
今回の【書評】は、ヤニス・バルファキスの
『テクノ封建制』(集英社2025年)です。
今年上半期、けっこう評判の高かった一書です。
書評とあわせて、本書もお読みいただけたら、
いいかなと思っています。

ちなみに、今回の「編集者日記」はお休みです。
図書発行まで、各月で【書評】「編集者日記」を掲載することになりました。本が出るまで、ながいことお待たせしていますが、あとちょっとです。
鋭意奮闘努力努力です!
そんなわけで、また7月にお目にかかりましょうと、編集者は申しております。よろしくお願いいたします。
