2024年秋学季講座のお知らせ

2024年「歴史と哲学」秋学季講座 
時代に杭を打つ!Ⅻ

シン・『あたらしい憲法のはなし』
~日本国憲法が時代遅れって本当か?~

開催日:2024年10月14日〜2024年12月22日

シン・『あたらしい憲法のはなし』

講座日程

■期間:

<全4講>2024年10月14日~12月22日
*講外講は2025年1月26日(日)に実施予定です。

■日時:

下記日程参照<14時~16時>
*全講zoom・アーカイブで受講可能

■会場:

としま区民センター会議室
(JR池袋駅東口下車・徒歩5分)

■受講料:

全講受講6,000円<4回分> 学生3,000円

■附記:

各講毎、事前にPDFでレジュメを送付。
それに沿って講座は展開されます。

メールにてお申し込みください

講座内容

そもそも「この国」の人びとは、〝国〟という意識の乏しいまま暮らし、権力者から重税を課せられ、牢獄につながれ、簡単に命を取られるような弾圧を受けた人びとも、さほど多くいませんでした。ですから下から突き上げる「革命」をついぞ経験したことがない。

中世の自治組織では〝惣掟〟といった自立的な約束事はありましたが、それは相互扶助のための「掟」であり、理想を掲げるといった精神性を持つものではありませんでした。

ところが、近代になって欧米列強の激しい刺激を受け、世界に伍していくための手段として、日本は「憲法」をもとうとしました。憲法こそが近代国家の証だ! しかし、その憲法は完全なものではなく、憲法自体の綻びから、無謀で愚劣で品性のない戦争をおこして敗北しました。その後、登場したのがいまの「憲法」です。しかし、この憲法への毀誉褒貶は80年近く止まることがありません。なぜでしょうか? 本講座では、「憲法」とは何かを論考し、「改憲論」と「護憲論」の現在<昭和天皇と新憲法> と、その未来の行方を探ります。

日程とテーマ

第1講[10月14日]

「憲法」とは、なんのためにあるのか?
~「国民」国家と憲法~

第2講[11月4日]

「帝国憲法」と「民主憲法」のあいだ?
~押しつけられた憲法?~

第3講[12月1日]

〝改憲論〟の出自
~権力が煽る〝ルサンチマン〟とは?~

第4講[12月22日]

〝理想主義〟と「憲法」が享有するものとは?
~哲学と憲法~

講外講
[2025年1月26日(日)]

東京圏の震災・戦災遺跡探訪!(予定)

2024年秋学季講座「シン・『あたらしい憲法のはなし』」のお申し込みは、NPO新人会講座担当までメールでお願いいたします。講座担当から、あらためてご案内のメールを差し上げます。
メールアドレスは以下のとおりです。
npo.shinjinkai1989@gmail.com
小峰修平まで

講師プロフィール

八柏龍紀(やがしわたつのり)・歴史家

慶應義塾大学法学部・文学部卒。歴史・社会哲学を中心に執筆・評論活動を行う。
東京大学全学自由ゼミ講師、『週刊金曜日』書評委員、淑徳大ETセンター講師、京都商工会議所「京都学」講師などを兼任し、現在「NPO 新人会・宏究学舎」講座を展開。著書に『戦後史を歩く』(情況出版)『「感動」禁止!』(ベスト新書)『日本人が知らない「天皇と生前退位」』(双葉社)、Kindle版『講座時代と表現者』等。