八柏龍紀が過去に出版した書籍を
ご紹介いたします。
戦後史を歩く「明日」という時代への架け橋
1999年10月発行
敗戦後の日本は、いかなる歩みのなかで形成されていったのか。その問題意識から、筆者が時代とともに歩くようにして、〝戦後〟日本の現実を俯瞰しつつ描き出した一冊。
セピアの時代ー転換期へのメッセージ
1998年4月発行
戦後の論壇で、まさに〝一隅を照らす〟活動を担った『思想の科学』に収録された評論アンソロジー。「そんなに長くないこの数年のあいだに」「一発の銃弾」、表題となったエッセイ「セピアの時代」には、この書の副題〝転換期へのメッセージ〟が込められている。
日本の歴史ニュースが面白いほどわかる本
二十世紀編
2002年9月発行
日本の二十世紀が体験した事件を縦軸に、その時代を生きた人びとの情緒や怖れ、悲しみを横軸において、それぞれの時代で日本人はどう行動したかを歴史年表的に記した一冊。
「感動」禁止!ー「涙」を消費する人びと
2005年12月発行
1980年代のバブル期から2000年代にいたる日本社会の地殻変動を、日本人の「消費」意識の変遷をたどることで解き明かした一書。「感動をありがとう!」「勇気をもらいました!」といった依存的な情緒への違和感を出発点として、〝いまどき〟の世相を考える。
「戦後」状況論:課題としての日本
2006年3月発行
精神医である高岡健との対談で構成された一書。政治論、憲法論、精神論、経済論など多岐にわたる「戦後」の状況について、それぞれの論考を語りあう。
日本人が知らない「天皇と生前退位」
2016年10月発行
平成天皇の生前退位を機に、「天皇とはなにか?」を論考した一書。明治・大正・昭和の天皇は、天皇史のなかでむしろ〝異端〟ではなかったか。そのことを古代から徳川幕藩体制期までの天皇九人を丁寧にたどることで論考している。京都商工会議所主催連続講座をもとにした書き下ろし。
時代と表現者(龍books 2016年)
2019年6月発行
日本近現代のなかで小説家はなにを自問し、なにを表現しようとしたのか。森鷗外、夏目漱石、芥川龍之介といった近代の文豪と戦後文学で光彩を放った原民喜、安岡章太郎、大江健三郎が時代のなかでどのような表現者だったのか点描。NPO新人会講座の書籍化第一弾。
Kindle版として出版された。